成形技術

MOLDING TECHNOLOGY

幅広いプラスチックを使いこなす

汎用プラスチックからスーパーエンジニアリングプラスチックまで、幅広い使用実績がございます。
PAやPPSをはじめ、取り扱いの難しいPEEKもお任せください。
お客様のニーズに合わせた最適材料のご提案、更なるワンランク上の品質・コストを実現する専用グレードの開発も手掛けています。

クリーンルーム成形

清浄度クラス10,000(Class 7)のクリーンルームに成形機と検査室を完備しています。 クラス10,000とは、1立方フィート(約30cm四方)の空気中に含まれる0.5μm以上の粒子の数が10,000個以下であることを表します。
医療部品など塵埃管理が必要な場合でも、お客様のご要望にお応えできる環境を整えております。

インサート成形

インサート成形とは、金型内に金属部品などのインサート品を挿入して樹脂成形することで、 挿入したインサート品と樹脂を一体化する成形方法です。
成形後にインサート品を挿入・装着した成形品に比べ、接合強度・耐久性が向上します。

Point1

金型にインサート品をセットするためには一般的に人手を必要としますが、当社では自社で開発・製作した補助ロボットを活用して半自動成形を行っております。

Point2

インサート品の挿入から製品取り出しまでを自動化する設備を自社で開発・製作し、大量生産のインサート成形をフルオートで長時間稼働することも可能です。

自動機製作例

フープインサート成形

フープ状の金属部品をインサート成形する方法として、フープインサート成形があります。
当社では樹脂成形工程の前後に金属部品のトリミングや曲げ工程を追加し、金属プレス工程と樹脂成形工程を結合した一貫生産ラインを構築していますので、コストパフォーマンスの高いモノづくりが実現します。

二色成形

二色成形とは、異なる2種類の樹脂を組み合わせて一体に成形するもので、異材質成形とも呼ばれています。
金型は一次側(1種類目の材料用)と二次側(2種類目の材料用)の2つから成り、射出シリンダーが2本ある成形機を用いて成形します。
異材質の組み合わせにより、単一の材料では実現できない特性の組み合わせを可能にします。

二色成形のメリット

  • 組立工程の削減
  • 品質の安定
  • 工数削減によるコストダウン
  • 機能・デザインの多様化

製品製作例:車載用装飾部品