金型製作技術

TOOLING TECHNOLOGY

金型工場で即日対応

本社サイトに金型工場を有しており、緊急案件や緊急トラブルでもすぐに対応いたします。金型工場には汎用設備から各種EDM、機械メーカーと共同開発した複合研磨機を取り揃えております。

複合研磨機とは

内面研削盤と外面研削盤を1台に集約した加工機です。金型の円筒形部品を製作する際、一般的に内面研削盤と外面研削盤の2台を使用しそれぞれの加工機でチャッキングするため、誤差が生じます。
当社開発の複合研磨機は1チャックで内面と外面を同時加工できるため、チャッキング誤差が発生せず高精度な金型部品を製作することができます。

ホットランナー技術

一般的な射出成形金型に採用されるコールドランナー方式では、成形品へ樹脂を流すための道であるスプルー・ランナーが成形品と共に取り出されます。 一方、ホットランナー方式ではスプルー・ランナーを融解した状態で保ち成形品のみを取り出すため、廃材が発生せず製品コストが削減できます。
当社では4ヶ取から64ヶ取までのホットランナー方式の金型製作実績がございます。

※セミホットランナー方式では、スプルー部のみを融解した状態に保ちます。

金型製作例

金型製作から樹脂成形までを一貫して担う当社ならではの技術力・提案力で、数多くの金型を作り上げてきました。

ウエルドレス金型

ゲートから流入した溶解樹脂は、形状に沿って最終充填部に向かい流れていきます。最終充填部にはウエルドと呼ばれる樹脂の融着部があり、製品品質に影響を及ぼすケースがあります。
当社では、電池部品のクラック(割れ)の原因となるウエルドを発生させない独自の金型構造を確立しました。

製品製作例:コイン電池用ガスケット

ネジ抜き機構金型

ネジ形状がある場合、成形後にネジパーツ部をモーターで回転させ離型させます。
この離型方式には自動と手動があり、当社ではどちらにも対応しております。

製品製作例:住宅用ガス継手部品